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室内雨漏り

サイディング外壁建物の雨漏り調査

2024年02月19日(月)

こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店 雨漏り調査員の竹田です。
今回は奈良県大和高田市に建つ築30年の木造家屋の雨漏り調査に伺いました。
こちらの建物は約10年程空き家になっており、今回この建物にお住いになる方がおられるということで内装工事に入ったところ壁に大きな雨跡が見つかったとのことです。

調査の様子

雨漏り室内
雨漏り室内

まず室内の確認をさせて頂きました。
内装工事で既にクロスは剥がされていましたがボードが酷く水に濡れて黒カビが発生しているのが分かります。長らく空き家だったので雨漏りに気づくことが無く、室内の換気状態も不良だったのでしょう・・・

サイディング外壁
外壁パラペット

雨漏りの跡があった箇所の外部が上の写真です。
サイディングの目地とパラペットの取り合いに施してあったコーキングが劣化し所々剥がれている状態です。コーキングが劣化したからといって直ぐに雨漏りに直結するとは限りませんが損傷が激しく、またこの壁とパラペットの取り合い箇所はどの建物でも雨漏りのリスクが高い場所なのです。

実際に散水をして水の流れを観察しましょう↑
水は目地に沿って流れていきます、目地の凹みが水路のように周辺の水を寄せていきパラペットの天端へと落ちていきます。
そのパラペットの天端の笠置板金の端の方もコーキングが欠損しており壁の内部へと水が流入しているのが分かりますね。
板金の加工や収まりについても少し不安があります。

その他の壁の様子はというと、どこも同じように目地のコーキングの劣化や剥離が激しいのが分かります。実際に室内に現れてはいないものの壁の内部に雨水が浸入している可能性が大いにあります。

調査を終えて

今回の調査物件は築30年程で空き家であった年数が約10年といった建物ということなのですが、建物の築年数でいえばまだ健常な様子であっても良いはずなのです・・が、空き家である年数が10年以上も有ったという所に一つの問題点があります。
建物は生き物と同じ異変を感じれば専門家に観てもらう。不具合が生じれば治療する
その様な対応ができない状態であったということです。
 建物に住まいながら傷みやすい場所や物の弱点を理解注視していれば早期の発見や対策に繋がるのですが・・
一生物のお買い物であるマイホームでもメンテナンス(治療・修理)をしなければ不具合は悪化してしまうのが現実です。
まさに生き物と同じですよね。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では随時無料調査を受け付けておりますので、建物の調査をご希望の方は是非一度お問い合わせください。
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