本瓦葺き屋根を観て
2020年02月24日(月)
こんにちは、見習いの賢治です。先日、寺社仏閣の多い京都に現調の付き添いに行ったときですが、ひとつのお寺が改修 工事をしていたので見てみると、棟から軒に向かって何十枚もの丸瓦で 滑らかな一本の線を作り、それが何十本も並んで綺麗だと思い 葺き方を調べてみると、丸瓦と平瓦を交互に用いて葺いた屋根の事 、葺き方を本瓦葺きと呼ばれる事が分かりました。一般の家庭で用いられる丸瓦と平瓦を一体化した瓦で葺く桟瓦葺きとは違い、使用する瓦の枚数が多く屋根の重量が重たくなり、耐震性の落ちる一面があります。僕は、建物に重厚感が出て圧倒的な存在感を感じられて好きです。仏様の存在を屋根で表現しているのかなと思いました。 屋根の形、葺き方で建物から伝わるものがあり、もっと屋根について 知りたいと思いました。 小浦瓦店の職人全員が社寺に携わったことがあり、羨ましく思います。その経験、知識を聞き、自分のものにしたいと改めて思いました。