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見習い日記

屋根に漆喰を塗る意味

2020年02月24日(月)

こんにちは、見習いの賢治です。瓦屋根を見ていると、大棟、降り棟、隅棟の面戸(棟の熨斗瓦と桟瓦との隙間)の漆喰の色が黒ずんでいたり剥がれてしまっている屋根を見かけます。僕は、面戸塗り(棟の熨斗瓦と桟瓦との隙間に漆喰を塗りつける)や鬼巻き(鬼瓦と棟の隙間に漆喰を塗る)は雨水の流入を防ぐ為に塗ると思っていました。しかし、雨水の流入だけでは無いことが分かりました。瓦屋根は、大棟、降り棟、隅棟の施工に土を使います。横風に伴って吹き付けられた雨水が流入し、土が流出しない為に漆喰を塗っていることが分かりました。土が流出してしまうと、棟の歪みや瓦の落下、雨漏りに繋がり、修理では済まない可能性も出てきます。棟を守る大切な役割を果たしているのだと知りました。また、雀口といわれる軒先の瓦と屋根地との間に出来た隙間に雀等の小動物が入り込んで、巣や排泄物で屋根下地を痛めることを防ぐ為に漆喰を塗ることを知りました。僕は以前にプラスチック性の面戸を施工したことはありましたが、雀口の漆喰代わりだったとは知りませんでした。一見には見えにくい物でも全てに役割があり意味があるものだなと思いました。

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