奈良県天理市で築80年の木造店舗兼住宅の屋根葺き替え工...










屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
奈良県天理市で屋根の葺き替え工事が完了いたしました。
こちらの建物は築80年の木造店舗兼住宅建物で瓦にズレや破損が多く雨漏りが発生しており、修理と葺き替え工事の両面で工事をお考えでしたが屋根の劣化が著しく進行していた為葺き替え工事を請け負わせていただく事となりました。
葺き替えに使用した瓦は三州瓦 マルスギのイーグルエクサという平板瓦で色を単一に統一しない混合色とした混ぜ葺きで仕上げました。
こちらの工事の詳細はこちらからご覧いただけます。
奈良県天理市で塀瓦の仕舞工事が完了いたしました。







こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店です。今回は奈良県天理市で庭にガレージを作る為、塀の一部を取り壊し進入路を設けたので塀瓦の仕舞をしてほしいとお問い合わせいただき工事を請け負わせて頂きました。
奈良県にはこちらのお宅のように家の塀に瓦を乗せた家が多くあり、中には前を通る車両が接触し、破損したので修理してほしいとお問い合わせいただく事もあります。
家の瓦の異常や塀の瓦の破損等、お困りごとがあれば是非一度お問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
~奈良県の歴史ある建物・屋根~古事記や日本書紀にも記述...
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
今回は地元である奈良県天理市にある格式高い神宮である石上神宮を拝観してきました。








国宝 摂社出雲建雄神社拝殿

国宝 拝殿
こちらの石上神宮には国宝の拝殿や摂社 出雲建雄神社拝殿、また重要文化財の桜門が建立され、日本最古の神社の一つと言われており古事記や日本書紀にも記述があり境内には神様のお使いのニワトリが自由に放たれて生活しています。
そんな石上神宮に建立されている様々な建築物の屋根は檜皮葺という檜の皮を何層にも重ねて施工します。この屋根葺き手法は日本国外には類がなく屋根の反りなどに柔軟に対応でき日本の重要文化財や国宝建築物の屋根に多く取り入れられています。
屋根の工事屋さん小浦瓦店はこちらの石上神宮で毎年 年明けに工事の安全を祈祷していて頂いております。
京都府相楽で外壁プリント鋼板工事(ヨドプリント土佐焼杉...
京都府相楽で土壁建物の外壁をプリント鋼板(ヨドプリント 土佐焼杉)で保護する工事と雨樋取替(Panasonicアイアン丸105)が完了いたしました。






屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
今回は築80年程経つ蔵と倉庫の壁(土壁漆喰仕上げ)が劣化で漆喰が剥離し内部の土が削れている箇所があった為、その外壁を保護するためプリント鋼板を壁一面に張り付ける工事でした。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では屋根工事だけではなくお客様のご要望にお応えすべく壁や雨樋・塗装や防水工事など適切に対応しております。
お問い合わせはこちらから
こちらの工事の詳細はこちらからご覧いただけます
~奈良県の歴史ある建物・屋根~世界最古の木造建築物が今...
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
今回は~奈良県の歴史ある建物・屋根~3回目となり、日本人なら一度はお耳にしたことがあるでしょう世界文化遺産にも登録されている法隆寺に行ってきました。
法隆寺は聖徳太子と推古天皇により創建されたと伝えられる寺院で、火事で焼失した歴史もありながらも現在の伽藍は8世紀初めに完成され、現在に至る現存する世界最古の木造建築群として世界文化遺産に登録されています。
とはいえ、奈良県に生まれ育ちながらあまり拝観をしたことがなくその貴重さを何となくでしか理解していなかった為、今回は歴史的建築物とその屋根をじっくりと見学するとともに参拝へ行くことといたしました。(参拝目的で行くことが正しい行ないです😓)

南大門

南大門から除く西院伽藍

中門

五重塔と金堂

回廊・経蔵

回廊・鐘楼

大講堂
こちらの写真は西院伽藍に建つ建物ですが、すべての建物が国宝指定建造物です。
建物一つ一つが美しく壮大で飛鳥時代の建築技術が現代建築技術の礎になっていることが理解できます。当たり前ですが重機や電動工具もない時代に建て方や木組みなど全て人力によるもので仕上がっていると思うと当時の職人さん達には脱帽です。





複弁蓮華文軒瓦


法隆寺銘軒瓦

今回は法隆寺を拝観しながら建物の装飾や屋根瓦の模様など見ごたえのある物ばかりでした。
法隆寺は大きく西院伽藍と東院伽藍に分かれており西院伽藍には金堂や五重塔・中門・大講堂などがあり五重塔と金堂が横並びに配置され回廊で囲まれる形式を法隆寺式伽藍配置というそうです。
写真には載せていませんが東院伽藍には八角形の夢殿や舎利殿などがあります。こちらの伽藍は聖徳太子がお亡くなりになった後に太子を弔うために建立されたものだそうです。
重要文化財が多数所蔵されているこちらの法隆寺は目に入るものすべて、景色でさえ魅了される場所でした。
歴史好きさんや建築好きさんも多くの人に一度は来てもらいたいと思う素晴らしい寺院でした。
奈良県宇陀市で屋根の軽量化を目的とした葺き替え工事が完...
奈良県宇陀市で釉薬瓦葺きの屋根を金属瓦(スーパーガルテクト)への葺き替えで屋根の軽量化(耐震性向上)工事が完了いたしました。










屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
今回は奈良県宇陀市で瓦葺き木造住宅の耐震補強工事の一つとして屋根を軽量化するための葺き替え工事が完了いたしました。
こちらで採用させて頂いた金属製屋根材(スーパーガルテクト)は瓦葺き屋根から葺き替えすることで屋根の荷重を約1/5~1/10程度軽減することが可能で耐震性向上に有効な資材で表面に遮熱性塗装、内部には断熱材を施してある構造となっている為遮熱効果もあるので屋根の葺き替え工事が必要なお宅や軽量化を希望されている方にはお勧めしている製品でもあります。
近年地震速報などテレビでも多く報じられ大型地震の発生も懸念される中、建物の耐震補強工事は大切な防災対策と言えるでしょう。
屋根のご相談は随時受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらから
こちらの工事の詳細はこちらご覧いただけます
瓦のズレや破損で落下の危険性を早期に発見し事故防止を
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店 調査員の竹田です。
今回は奈良市にお住いの方から、近隣で工事をしていた業者さんから「お宅の家の瓦が割れています。知り合いの業者さんがいるなら調べてもらってください」と訪問があり、弊社にお問い合わせいただき現地調査へ伺いました。
調査の状況
まず、実際に屋根の状況を確認する前にお客様に確認をしました。
「本当に近隣で工事をされていた建物がありましたか?また、訪問に来た業者さんはその工事に携っていた業者さんですか?」
最近のニュースでもありましたが、リフォーム会社や訪問販売を装って悪徳業者(詐欺グループ)が突然訪問することが本当にあるのです。それを1番に気にしたのでお聞きしたのですがお客様は「近隣で工事をしている建物がありそちらの業者さんが親切に声を掛けに来てくれた」とお話しされました。(これホントに大事です)
お話を伺い詐欺では無さそうでしたので(詐欺の疑いがあっても安心頂くため屋根の調査は致します)実際に屋根に上がらせて頂き屋根調査の実施です。

屋根はM型の陶器瓦で葺かれています。



瓦の状態を確認していくと奥の方で❝ん?❞と感じて近づいてみると棟下の瓦が大きくズレており、今にも落下しそうな状態で止まっていました。
近隣で工事されていた業者さんはコレに気づいたのでしょう。
その他にもよく見るとここまで大きくではありませんがズレている瓦が多々あることが分かりました。





棟の丸瓦を固定するためのビスもかなり緩み始めているのが分かります。
調査を終えて
今回の瓦のズレが起こった大きな原因は
①瓦をビス又は釘で固定していない
②棟の瓦を留めているビスが緩んでいる
お客様には一度棟の瓦を撤去し、下の瓦をビス止め補強したのちに棟瓦をキッチリとビス止め復旧をすることを提案いたしました。
この状態を知らずに放置していればいずれズレた瓦は屋根から落下し、下にある物が破壊されたり最悪はお客様が大怪我をする事に繋がる恐れがありました。
屋根の事はあまりよく解らない、自分の家の屋根なんて見たことない等とお話しされる方をよく聞きますが屋根の異常は早期に発見し対応することが非常に大切です。
今回の件は近隣で工事をされていた良心的な業者さんに感謝しなければなりませんね。
この様な業者さんばかりなら良いのですが、未だに悪徳業者がウロウロと徘徊しているのも現実です。急に見知らぬ業者が訪問してきた場合は『絶対に家に上げない・屋根に上らせない』よろしくお願いいたします。
もし、そのような業者が訪問してきたときは知り合いの業者がいるのでそちらへ相談しますとはっきり断ってください。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では随時屋根の無料点検を受け付けておりますので安心して屋根の定期点検などお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
奈良県北葛城郡で新築木造住宅の屋根工事と雨樋取り付け工...
奈良県北葛城郡で新築木造住宅の屋根工事(栄四郎瓦BB40ハイパー)と雨樋取り付け工事(Panasonicシビルスケア PC50 S30)が完了いたしました。









屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
こちらの工事は新築木造住宅で屋根は三州瓦の栄四郎瓦を選定していただきました。
三州瓦は三州(愛知県)で生産されている粘土瓦で日本の三大瓦の1つとして数えられるものですが、最近の建物はその瓦の重量を気にされてあまり粘土瓦を選ぶ方が少なくなっております。しかし粘土瓦には耐久性や遮熱性といったメリットも多く建物の耐震性がしっかりとしていれば重量はほぼ問題なくお勧めできる材料です。
デザインやカラーも豊富ですので屋根の工事をお考えの方は金属瓦やスレート瓦とともに比較対象としてご検討されても良いかと思っております。
瓦や屋根の事なら何でもご相談ください。
お問い合わせはこちらから
DIYにも便利な波板
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
今回は屋根や壁によく使われている波板の種類と特徴について少しお話ししたいと思います。
皆さんは波板と聞いてどの様なものを思い浮かべるでしょうか?
例えばガレージの屋根に使われているポリカーボネートや古い小屋などに使われているトタンなどでしょうか?
そう思い浮かべた方はその通りで波板とは波状の凹凸がある薄板の総称で、建築資材の中でも比較的安価で加工が容易などDIYにはとても取り入れやすい資材です。
それではその波板にはどのような種類があるのでしょうか?
波板には金属製波板・樹脂製波板・セメント製波板がありそれぞれの長所と短所を加味して資材の選定をすることが必要です。
例えばガレージの屋根のほとんどは樹脂製波板が使用されいていますが樹脂製波板には塩ビ製・ポリカーボネート製・FRP製とありますがいずれも採光性が高く加工がしやすいといった特徴があります。その中でもコストと強度の面からポリカーボネート製を選ぶのが良いでしょう。ガレージやテラスなどアルミ製のエクステリア製品であれば定尺の物で張替えが可能な場合が多いので加工もほとんどしなくて済みますよ。
倉庫の屋根や壁などは金属性波板やセメント製波板が良いでしょう。
どちらも耐久性はありますが金属製は軽量で加工がしやすいのが特徴です。
ただ、遮熱や遮音性に少し劣るデメリットは残ります。
セメント系波板は他の物より重量があり加工をするために電動工具が必要となる為、DIには少し不向きかもしれませんが耐火性は抜群であるため、薬品や燃料を保管する倉庫などの外装にはお勧めです。

金属性波板
(ガルバリウム)

樹脂製波板
(ポリカーボネート)

セメント製波板
(スレート大波)
DIYでモノ作りは楽しく、また自身で作り上げた物には愛着がわくかと思いますがくれぐれも作業をするときは怪我の無いように必要な保護具を身に着けて取り掛かるようにしてくださいね。
DIYをするつもりで材料を購入したけど、「上手くできない」や「作業する時間が無くなった」など途中でお困りになればそんな時には屋根の工事屋さん小浦瓦店までお問い合わせください。
奈良県大和郡山で連棟建物の屋根仕舞工事が完了いたしまし...








奈良県大和郡山で連棟建物の一部を解体した後の既存建物側の屋根の仕舞工事が完了いたしました。
取り壊された建物は既存建物より高かったようで既存建物の端部は壁仕舞となっており建物が無くなったことにより袖の仕舞へと切り替えが必要でした。
建物は築60年程経つお宅で建物の基準が狂っていた為、瓦の割付をしっかりと行ない雨漏りが発生しないよう慎重に施工させて頂きました。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では熟練した技能を持つ職人が責任をもって皆様のお宅の工事を手掛けますので安心してお任せいただけます。
屋根のお悩みなら何でもご相談ください
お問い合わせはこちらから
こちらの工事の詳細はこちらから
奈良県奈良市で屋根の葺き替え工事(モニエル瓦からカラー...






奈良県奈良市で屋根の葺き替え工事が完了いたしました。
こちらのお宅は雨漏りが原因で無料雨漏り調査へお伺いし、調査に基づいた対応工事のいくつかのご提案の中から葺き替え工事を発注いただきました。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では随時屋根の無料点検を受け付けております。ご自宅の屋根で不安に思う所などあればお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
奈良県天理市で無料雨漏り調査へ
小浦瓦店 雨漏り調査員の竹田です。
今回は地元天理市に御在住のお方から雨漏りが発生しているので原因を調査してほしいとお問い合わせを頂き調査に参りました。


調査の前にまずお部屋の様子を確認させて頂きましたが、2階のお部屋はすでに天井から床まで雨水が浸食している状態でした。
「これはさすがにひどい状態だ」と思ったのが素直な感想です。
お話を伺うと2階の部屋は普段ほとんど使用せずほぼ物置状態となっており、「雨漏りに気づいたのは1階の天井に雨染みが出来たからだ」ということなのです。
つまり1階の天井に雨漏りがおよぶまで2階の状態は放置したままだったわけです。
調査の実施
雨漏りが発生しているお部屋の真上は屋上テラスとなっているとのことでしたので、そちらの状態を確認させて頂きました。






目視と打診等でテラスの防水層や雨漏りの可能性が高い箇所を注意深く観察していきます。
1段目の写真 排水ドレン廻りや水切り部
2段目の写真 パラペット(腰壁)の笠置ジョイントのコーキング状態
3段目の写真 パラペットに設けられた開口部のコーキング状態
目視では排水ドレンや水切りには特に大きな問題はなさそうでしたが各所コーキングは劣化が進み防水効果の低下が懸念されます。
続いてテラス外部を観察します。


外部の排水桝の状態を確認すると排水桝の内部に土砂が詰り雨水が溜まる状態になっていました。しかも排水ドレン(パイプ)廻りの止水が劣化したのか未施工だったのかは不明ですが止水されていない状態であったことが判明しました。

矢印がさす箇所、ドレンとモルタル壁の取り合い部の止水が施されていないことが分かります。
こちらは雨漏りの可能性が非常に高い為、ここから散水調査をはじめます。
排水桝に水が溜りその水がドレン廻りより浸入し壁内部を伝わり窓枠にこれだけの量の雨漏れが発生したのです。
漏れた水の量でもそうですが散水から漏水までの早さにも驚きました。
こちらのお宅の雨漏りの主な原因は排水桝の詰りとドレン周りの止水の不具合です。


散水後、天井裏を確認してみると水が滴った跡がはっきりと残っています。
写真には写っていませんが、木材はかなり腐食が進みシロアリの被害の痕跡もあり木材に水が浸透することが少なくすぐに天井へ漏水したということだったのでしょう。
その他の懸念される箇所にも散水を行いましたがやはり問題は排水ドレン廻りの様でした。
調査を終えて
「雨漏りの原因は排水ドレンの先にある排水桝とドレン周り壁の止水です」とお客様に説明をさせて頂き、対応としてはドレン廻りの止水と排水桝に接続されている樋の取替及びパラペット笠置ジョイントと開口部のコーキングの打ち替えを提案させて頂きました。
工事を請け負わせて頂いたとしても常にテラスの清掃を心掛け、排水桝に土砂やゴミが堆積しない様にしてくださいとお願いをいたしました。
こちらのお宅のように排水ドレン廻りからの雨漏りは非常に多く、雨漏りのお問い合わせもよくいただきます。
雨漏りは早期発見で軽微な補修工事で済ませることが出来ますがこちらのお宅のように長らく気付かずに過ごされると建物の柱や梁など重要な構造体が腐食し、最悪の場合は建て替え工事になる場合もありますので注意が必要です。
皆様の中にもし使用されずにしばらく出入りしていないお部屋が有りましたら定期的に天井や壁など雨漏りがしていないか確認されることをお勧めいたします。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では随時無料雨漏り調査も受け付けておりますので建物に異変を感じた場合はすぐにお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
兵庫県西宮市で屋根の重ね葺き工事(カラーベスト屋根から...






兵庫県西宮市で屋根の重ね葺き工事が完了いたしました。
こちらのお宅は2階のお部屋の天井に雨漏があることに気づかれ無料調査のお問い合わせを頂きました。
調査の結果、屋根の一部が下地からずれていることが分かり雨漏りの原因が判明したためお客様と相談の上今回の工事を請け負わせていただく事となりました。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では本店は奈良県にありますが、他県のお客様からのお問い合わせにも素早く対応しておりますので屋根にお困りごとがある場合は是非一度お問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
工事の詳細はこちらからご覧いただけます。
~奈良県の歴史ある建物・屋根~日本一古い瓦が現在も残る...
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
今回は前回の続きとして奈良市にある元興寺さんへ伺い、1400年前に製造され現在も屋根に葺かれているという飛鳥時代の瓦を拝見しに行ってきました。
こちらの元興寺さんは都が飛鳥から奈良に移った時に飛鳥に建立されていた法興寺(飛鳥寺)がこちらの地に移建された為、法興寺に使用されていた木材や瓦が飛鳥より運ばれたということです。



上の写真の色がまばらに映っている丸い瓦が飛鳥時代に製造された瓦です。
屋根の葺き方も行儀葺きという工法で施工されています。

写真左側 本葺き 写真右側 行儀葺き
行儀葺きは本葺きと比べて丸瓦の断面が見え段々になっています。
この行儀葺きに使用されているすべての瓦が飛鳥時代の物ではなくこの中の約170枚程が飛鳥時代の瓦だと確認されており、これらの瓦は飛鳥時代に聖徳太子や蘇我馬子らが観ていたものその物だということになりますね。
屋根瓦も瓦葺技術もその時代よりずっと継承されている素晴らしい文化だと改めて感じることが出来ました。
~奈良県の歴史ある建物・屋根~日本で初めて瓦が使用され...
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店です。
今回は地元の奈良県にある数ある寺社の中で日本最古に建立されたといわれる飛鳥寺(法興寺)へ伺いました。
なぜ飛鳥寺に行ったのかというと、こちらが日本最古に建てられたお寺で日本で初めて瓦が使用された建物だからです。現在の飛鳥寺の本堂は幾度かの火災に遭い建物や瓦は創建当初の物ではありませんが建立した当初の瓦は奈良市にある元興寺でいまだ現役で建物を雨から守っているのです。
今から1437年前の瓦が雨風にさらされながらもその姿を保ちその役割を果たしているとは先人の職人さんには感服の思いです。
近年の瓦は規格が定められ品質もばらつきが無く良質なものとなっていますが流石にこの1400年という年月を保つことはできないでしょうね。それでも耐久性はやはり粘土瓦が一番では無いでしょうか。
近年の建物は瓦を使用しないことが多くなり少し残念にも思いますが、時代の流れに連れて良い建材も多く開発されているのでその土地の風土や環境に対応した材料の選定をし、良いモノづくりをしていかなければならないと思っております。
飛鳥寺には資料館の中に瓦の破片が展示してありますのでそちらを拝観させて頂き次回は元興寺へ伺いたいと思います。

飛鳥寺西側より

日本最古の鋳造大仏(飛鳥大仏)


スレート瓦(カラーベスト)屋根によくあるお問い合わせ
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店調査員の竹田です。
今回はスレート瓦屋根のお宅でよくあるお問い合わせの一つをご紹介いたします。
スレート瓦はカラーベスト又はコロニアルといった商品名で呼ばれる瓦で戸建て住宅の屋根に多く使用されている屋根材の一つです。
そのスレート瓦は約10~15年周期で塗装のメンテナンスを行うことが理想とされメンテナンスを行うことで耐久性を維持するとが出来るものなのですが、実は塗装だけでは屋根全体の耐久性が維持されるものではないのです。
お問い合わせいただくお客様の中にはしっかりメンテナンスをしている方や1度もメンテナンスをしたことがない方まで多数おられますがどちらの場合も共通してお問い合わせ頂くことが「屋根から鉄板の部材が落下してきた」、や「屋根の鉄板がバタバタしている」です。
皆様がお話になる鉄板とは棟包みという部材で屋根の棟の部分をカバーする板金の事で、これらはよく下地の木材に釘止めで固定されているのですが、経年による下地木材の腐食や乾燥収縮など又は日常的に受ける風などの微振動で徐々に固定釘が緩みだし結果として強風で外れることとなりますので❝塗装だけではこの様な屋根の問題は解決することは出来ない❞のです。



実際の棟包み板金の固定釘が緩んでいる状態(写真 左 中)と完全に抜けてしまっている状態(写真 右)です。

こちらの写真は完全に棟包み板金が外れてしまい落下してしまった状態です。
このようにスレート瓦屋根は瓦本体以外のメンテナンスも必要なことが分かるかと思います。
屋根から部材が落下してしまうと重大な事故に繋がる恐れもありますので定期的な点検やメンテナンスが必要です。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では屋根の無料点検を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから