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雨漏り調査散水状況

寄棟造りのお家によくある雨漏り

2023年01月13日(金)
こんにちわ、屋根の工事屋さん小浦瓦店 雨漏り調査員の竹田です。
今回は大和郡山市で2階の天井から雨漏りがするので調査をしてほしいとのご依頼を受けて早速調査に伺いました。
こちらのお家は寄棟造りのお家でした。

外観確認

屋根下から見た時の写真です。
赤丸で囲んだ部分が棟の下端と地瓦がくっ付いているように見えるのが分かります。
屋根の上から見てもこの2箇所は棟の下端と地瓦がくっ付いているのが分かると思います。

近くで見るとこの様な感じで地瓦の上に完全に棟が乗っかっています。
何がおかしいの?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、実はこの箇所は雨漏りが発生する可能性がかなり高い箇所なのです。

散水調査

雨漏りが発生している箇所の上部屋根にホースで散水をしています。
通常、棟に降りかかった雨水は赤矢印の方向へ棟の下端を伝って流れていきます。
こちらは瓦同士がくっ付いていた2箇所の内、下の方の写真ですが赤丸のところで水が留まり地瓦の方へ流れているのが分かります。
しばらく散水していると棟の内部から水が流れ出てきました。
散水後、実際に瓦を捲ってみると思った通り棟から水が屋根内部に浸入していることを確認しました。
葺き土の両側が湿潤状態にあるのが分かります。
近くで見てみるとかなり水が浸入しぼとぼとに近い状態ですよね。
これでは雨漏りしてもおかしくはありません。

まとめ

寄棟造りのお家には隅棟という屋根中央部から軒先角に向かって斜めに走る棟があるのですが地瓦に対して並行ではない為、施工に注意が必要です。
隅棟に流れる雨水地瓦に流れる雨水切り離して流れるようにしなければ瓦同士がくっ付いている箇所で雨水の流れが滞ってしまい地瓦を伝って棟の内部へ雨水を導いてしまう恐れがあり、雨漏りの原因となります。
皆様はご自身の自宅の屋根の形状を知っているでしょうか?
なんとなくこんな屋根。と思っている方も多いかもしれないですね。
屋根の形状によりメリットとデメリットは必ずあります。
ご自身の自宅の屋根や建物のデメリットを知っておくと不具合が生じたときの対応が早くなり、修理費用もかなり抑えることができますので、身体と同様に家のことも理解してあげてあげることで家の寿命も永くなるものだと思います。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では無料点検・調査・相談を随時受付しておりますのでご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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