屋根瓦の落下による事故にご注意ください
こんにちは、屋根の工事屋さん小浦瓦店 調査員の竹田です。
今回は、弊社に度々お問い合わせいただく事例で瓦の落下について少し記載させて頂こうかと思います。
皆様は屋根の瓦が落下するということを考えたことがあるでしょうか?
例えば台風や地震など天災により屋根瓦がズレ落ちたりする画像やニュース映像などを見かけたことのある方は多いかと思いますがその様な災害が無くても実は瓦が屋根から落下することは意外と多いのです。
上部6枚の写真の上下3枚は別のお宅の写真ですが、いずれも日本瓦屋根に多く取り付けてある降り棟の鬼瓦が落下した様子の物です。
鬼瓦が大屋根から落下し、下屋の瓦を破壊して地面に転がり落ちています。
こちらも降り棟にある伏間瓦と呼ばれる棟のてっぺんに取り付けてある瓦が落下しています。
途中の瓦に引っ掛かり下までは落ちてはいませんが危険な状態です。
こちらは隅棟と呼ばれる棟の鬼瓦が外れてしまい落下寸前で留まっている状態です。
上記のものは全て棟にかかわる瓦の落下事例ですが、降り棟や隅棟といった物には屋根の軒先方向への荷重が常に働きかけており棟の先端部になるほど荷重の負担は大きくなります。その先端部に取り付けてある鬼瓦は荷重を支えている働きもあるのですが、経年により緊結している銅線や鬼瓦本体が疲労破壊してしまい落下に至ることがあります。
これらの状態は不可視部分で起こることが多くなかなか予測することが困難ですので、落下して初めて気づくことが多いようです。
お客様は瓦が落下した時は「雷が落ちたかと思った」や「地震が発生したのかと思った」
などかなりの衝撃音を耳にされていますが、まだ自身がびっくりしただけや他の瓦の破損で済んだことで幸いだと思います。
鬼瓦は他の瓦と比べて重量もあり落下の衝撃はかなりのものですのでもしその真下に誰かが居たとしたら大怪我では済まない可能性も少なくはありません。
そんな最悪な事故を未然に防ぐためにも定期的な屋根の調査はとても大切なのです。
屋根の工事屋さん小浦瓦店では現在不具合のある家の調査はもちろん、現在の屋根の様子を知りたい方の屋根の調査も無料で行っておりますので是非一度お問い合わせください。
お問い合わせはこちらから。